ニュースレター Vol.02   2018.02.23

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今回は私西口完二の「開業への思い」を書かせていただきます。

【人生の先輩方に感謝】
  研修医として初期研修がおわると多くの医師がたどる経歴と同じく、私も大学病院で学びました。大学病院では消化器癌の治療について学びました。 癌の治療や手術を必死で勉強し術ができるということは患者さんが楽になるということです。楽にできるということは手術後の回復もよいということです。


 時を同じくして腹腔鏡(ふくくうきょう)というカメラをお腹の中に入れて手術をするという方法が日本でも始まりました。 小さな傷で手術をできるその手術方法に感動し、欧州フランスのストラスブールという大学病院に留学する機会を得ました。 そこには世界で指折りの腕をもった第1人者のドクターがおられ、その先生に師事して学びました。
 毎週のように講演と手術手技の講座があり、エキスパートスタッフとして欧米、アジア、南米など世界各国から勉強に来られた参加者を教える機会を得ました。

 病院での研修は毎日が刺激的で充実していましたが、日常生活では言葉の壁や文化の壁を感じることもありました。 その不自由さのなかで思わぬことに気づきました。
 様々な国の人々と話している際に自分が日本から来たことを伝えると、多くの人がなぜか尊敬の目で見てくれました。 自分が偉いわけでも何でもないのですが、日本という国が立派な文化があるだけでなく、素晴らしい製品を作って人々の生活に役立っている。 自動車だけでなく、電化製品やカメラ、時計など日本製といえば一級品ばかりだ。 日本は素晴らしい国だねと言ってくれ、急に距離が縮まるのです。
 それまでは自分の国について意識したことはあまりなかったのですが、 その時は誇りに感じました。

 そこでふと思いつきました。 世の中を支えるべく各分野で一生懸命にされてきた人々、そしてそれを陰ながら支え続けた人々、その全ての方々のおかげで日々助けられているということに気づきました。 帰国後も日常の診療に邁進しながらもそれを感じていました。 それはこれまでもこれからも変わらないことであり、その恩返しになるかはわからないけれども、自分ができることを身近なところでやっていくことで誰かの役に立ちたい。

 以前より漠然とイメージしていた身近な「かかりつけ医」として地域の人たちの健康をまもることができればと考えるようになりました。
 その思いが開業に対する気持ちが加速させることとなりました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。