内視鏡検査
内視鏡検査
当院ではご希望に沿って麻酔を併用することにより、安全で楽に受けていただける内視鏡検査を目指しております。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
細い胃カメラを使用して鼻からの検査(経鼻内視鏡)を選んでいただくこともできます。鼻からの胃カメラはのどへの負担が少なく楽に受けていただくことができます。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
おしりから細長い大腸カメラを大腸の奥まで入れてゆきます。そのため時にとても苦しい思いをする検査と言われています。
当院では麻酔を併用した痛くない検査を心掛けています。
安全で痛くない検査を行うために
大腸は平均1.5mほどの長さがあり、途中に何か所か折れ曲がりがあるため、カメラがまがり角をうまく越えていく必要があります。
最初に赴任した胃腸病院では毎日数件の大腸カメラを行っており、幸いたくさんの症例を経験することができました。しかし当時は腕が不十分なこともあり、とても痛がる患者さんも少なからずおられました。どうすれば痛みを少なくすることができるかを考えていました。
その後、大腸の手術をうける方の手術前検査として3D-CTという大腸の形と血管の分布を調べる検査を導入し、1000例近くの患者さんの大腸の形パターンを検討してきました。
大腸は人それぞれ違った形をしています。真ん中の部分が長い方や折れ曲がりが何か所もある方、おなかの手術を受けたあとで癒着があるかたなどの多くのパターンがありました。それをもとに手術の際に実際の大腸の形や癒着と照らし合わせて手術が安全にできるよう活用していました。この経験の蓄積を役立て、内視鏡検査の際にも大腸の形や癒着のパターンをイメージしながら、カメラをよりスムーズに入れていく助けとしています。